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院長挨拶 および院長コラム “やじろべえ”

院長 山下 智省(やました さとよし)

山下智省院長
 下関医療センターは、平成26年4月に地域医療機能推進機構の発足と同時に誕生し、長年親しまれてきた下関厚生病院から移行してできた病院です。私は、その二代目となる病院長を平成30年4月に拝命いたしました。当院は独立行政法人であり、いわゆる公的病院として位置づけられる組織です。つまり、当院に求められる最も大切な使命は、住民の健康の維持と向上、安心しておくることのできる生活の実現に貢献することにあります。
 現在、25診療科を有し、地域医療支援病院をはじめとして多くの施設基準・認定を受けており、急性期疾患を中心に診断・治療を提供できる体制を整えています。加えて、健康管理センター・介護老人保健施設・居宅介護支援事業所・訪問看護ステーションといった部門を持ち、疾患の予防・治療から介護まで幅広い医療サービスを提供できる機能を有しています。
 また下関という地方都市においては、病院や介護施設には社会インフラという性格に加えて、地域の産業の一つという側面があり、医療・福祉が充実することによって、その地域が豊かになると信じています。これらを通じて、当院が地域に貢献できることは大いにあると言えましょう。
 今後ますます少子高齢化が進み、地方はとかく暗い将来を描きがちです。そんな気分を反転させるためには、まず病院が元気にならなくてはいけません。そして当院が下関の暮らしと文化の核となる組織に成長する。そんな夢を抱いて、私たちは努力してまいります。

院長コラム “やじろべえ”

2022年5月

 先日亡くなった藤子不二雄Ⓐこと安孫子素雄氏についてネットサーフィンしていると、思わぬ事実に行き当たった。
 昭和のマンガ界を彩る作家を数多く輩出したことで有名なあのトキワ壮の住人に、水野英子という紅一点がいた。それがなんと下関市上新地出身だというのだ。当院のすぐ近くではないか。不覚にもその存在を知らなかった。以下、ネットから拾った水野英子女史の情報より。
 手塚治虫の「リボンの騎士」が少女漫画の嚆矢とされるように、昭和30年代当時の少女漫画の描き手はもっぱら男性であった。そこへ水野がさきがけとなり、彼女以後は女性漫画家による作品が主流となる。そのため水野は少女漫画の草分けとされ、女手塚治虫とも称される。残念なことに私は水野の作品を読んでいないが、彼女の影響を受け、あとに続いて花開いた竹宮恵子や萩尾望都などはよく知っている。
 けっこう破天荒な半生をおくった後に、現在も健在で創作を続けていらっしゃるようだ。当院周辺ゆかりの著名人として、高杉晋作、白石正一郎、松田優作、田村淳と並べて、水野英子を記憶にとどめようではないか。


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