診療・各部門
臨床工学部の紹介
臨床工学技士は病院内で働く医療技術者です。医師以外の診療補助に従事する看護師や各種の医療技術者のことをメディカルスタッフと呼んでいます。
臨床工学技士はメディカルスタッフの一員であり、現在の医療に不可欠な医療機器の専門家として安全性や機器の性能維持のため、生命維持管理装置の操作やさまざまな医療機器の保守点検を担っています。
当院の臨床工学部は平成20年4月に創部され、現在、総勢9名のスタッフが、ME関連業務・血液浄化関連業務・内視鏡関連業務の3つの業務に分かれ、治療をサポートしています。
臨床工学部理念
- 私達は臨床工学技士として又、病院スタッフとして節度を持ち、患者様から信頼されるMEを目指します。
- 私達は、医療機器が医療スタッフに使い易く、安心して安全に使用できるように努力します。
- 臨床工学技士として、日々技術の向上に努めスキルアップ出来るように努力します。
業務内容
MEセンター関連業務
MEセンターでは、医療機器を安全に使用できるように中央管理して、保守管理を行っています。また、アンギオ検査、治療や誘発筋電図・神経伝導検査、手術室での術中モニタリングなど、多岐にわたって業務を担っています。そして、呼吸ケアチームの一員として人工呼吸器を装着している患者さんへのサポートを行っています。

血液浄化関連業務
血液浄化センターのベッド数は23床で、血液透析(HD)、オンラインHDF(On-line HDF)を中心に除水目的の限外濾過(ECUM)等を行っています。その他に持続的血液濾過透析(CHDF)、エンドトキシン吸着、単純血漿交換(PE)、二重膜濾過血漿交換(DFPP)、血漿吸着(PA)、顆粒球除去(GCAP)、腹水濾過濃縮再静注療法(CART)、末梢血幹細胞採取(Auto PBSCT)を行っています。


内視鏡関連業務
内視鏡の検査治療で安全に医療機器が使用できるように内視鏡センターやTV室、外来、手術室、HCU、病棟で使用する内視鏡やその他医療機器の保守管理や、検査・治療の介助、洗浄業務、内視鏡のトレーサビリティ・内視鏡画像の管理を行っています。また、医師の働き方改革に伴い追加された、スコープオペレーター業務を開始しました。


その他の業務
医療機器を安全に使用するために年間を通して積極的に院内勉強会を開催しています。また、動画を利用して医療機器の操作説明などを行っています。
- 急変時に重要な人工心臓マッサージ器、除細動器の操作説明会
- 輸液ポンプ、シリンジポンプ 疼痛用携帯型シリンジポンプ 操作説明会Q&A
- 血液浄化療法を知ろう(維持透析 緊急透析 アフェレーシス)
- 色々な酸素吸入機器を有効に使用するために(医療ガス委員会共同開催)
- 新人研修酸素器の使用方法
- 病棟で使用する心電図モニター(フクダ電子 日本光電)移動用モニターの使用方法を覚える Q&A
- 人工呼吸器の取扱いと特徴
取得認定
臨床工学部ではスキルアップのため各種学会認定を取得するため、積極的に取り組んでいます。
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 透析技術認定士
- 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡技師
- ICLSコース インストラクター
業務実績






