糖尿病・内分泌内科

診療・各部門

医師のご紹介

【部長】
野田 薫

  • 山口大学、医学博士
  • 日本内科学会(総合内科専門医)
  • 日本糖尿病学会(専門医、指導医、学術評議員)
  • 日本内分泌学会(専門医)
  • 日本肥満学会
  • 山口大学医学部 臨床准教授
  • 臨床研修指導医
  • 日本医師会認定産業医

対象疾患

糖尿病、甲状腺疾患などの内分泌疾患

治療内容・専門分野

 糖尿病は非常に増加しており、40歳以上の日本人5~7人に一人の割合といっても過言ではありません。治癒することのほとんどない疾患ですが、血糖値が少々高くても、自覚症状がでないことが多く、コントロールすることが難しい病気です。

 糖尿病治療の目的は、合併症をおこさず、人生を過ごすことです。初めて受診された患者さんには、現在の糖尿病の状態、合併症の有無、過去の糖尿病歴、さらに遺伝子関係を確認しながら、適切な治療方針を立てるようにします。糖尿病の理解のために、糖尿病教室を毎月開催してます。

 治療のなかでは、食事療法が最も重要で、管理栄養士の協力を得て、細やかな面談を行ないます。家族構成、食事摂取の状況、仕事の形態、患者さんの要望を管理栄養士に伝え、面談が有意義なものになるよう配慮します。薬剤投与については、食事療法を遵守できた上で、個々にあった選択をいたします。

 内分泌疾患のほとんどが甲状腺疾患で、副腎疾患、下垂体疾患などがあります。ホルモンの病気は見逃されやすく、治療が遅れると生命を脅かす状態になるので、初期の段階での診断が大事です。手術療法、アイソトープ治療以外のホルモン補充療法を、当科にて行っています。寛解に入っても、半年から一年以内に再燃することがあり、慎重に薬の減量を行います。少なくとも二年は、内服継続なければいけません。

 副腎疾患、下垂体疾患もホルモン補充療法が主ですが、患者さんが体調を崩された際に、ミネラルのバランスをみたり、ホルモン補充量の一時的増量など、緊急に処置が必要になることがあります。検査値よりも身体症状の方が、判断の根拠になることがあり、気を配って診察しています。

患者さんへ一言

患者さんの病状と経過を正確に把握し、診断することが治療に際し大切です。 外来通院で治療が困難な場合は、入院診療も行なっています。 話しやすいスタッフですので、お気軽に受診してください。

診療実績